古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 409番

見る人の

藤原範永(ふじわらののりなが)

月を見る人の袖を涙でしぼらせる秋の夜は、月にどんな光が添っているのだろうか。

作者
藤原範永朝臣(藤原範永)
  1. 1月つき月つきつきををを見み見みみてつかはしけるてつかはしけるてつかわしける詞書
  2. 2見み見みみるるる人ひと人ひとひとののの初句
  3. 3袖そで袖そでそでをぞしぼるをぞしぼるをぞしぼる二句
  4. 4秋あき秋あきあきののの夜よ夜よよははは三句
  5. 5月つき月つきつきにいかなるにいかなるにいかなる四句
  6. 6影かげ影かげかげかかか添そ添そそふらむふらむうらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕月を見て送った歌。

月を見る人の袖を涙でしぼらせる秋の夜は、月にどんな光が添っているのだろうか。

意訳

秋の夜の月は、見る人の袖を涙で濡らす。いったい月にはどんな光が加わって、人をこれほど泣かせるのだろう。

語釈・文法注

袖をしぼる
涙に濡れた袖をしぼる。

和歌

作者
藤原範永(ふじわらののりなが) 生没年未詳(十一世紀)
藤原中清の子。尾張守などを務めた。和歌六人党の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・409番
歌体
短歌
状況
詞書「月を見てつかはしける」(月を見て送った歌)。

解説

作者の範永は藤原範永。次の歌はその返歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、72頁(コマ46)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日