古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 723番

池水の

伊勢大輔(いせのたいふ)

池の水は代々久しく澄んでいるので、底の美しい藻も光って見えることだ。

作者
伊勢大輔
  1. 1永承四年えいしようよねん永承四年えいしようよねんえいしょうよねん内裏だいり内裏だいりだいりののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに池いけ池いけいけののの水みづ水みづみずといふといふという心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2池いけ池いけいけ水みづ水みづみずののの初句
  3. 3世々よよ世々よよよよににに久ひさ久ひさひさしくしくしく二句
  4. 4すみぬればすみぬればすみぬれば三句
  5. 5底そこ底そこそこののの玉藻たまも玉藻たまもたまもももも四句
  6. 6光ひか光ひかひかりりり見み見みみえけりえけりえけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕永承四年の内裏の歌合で、「池の水」という題で。

池の水は代々久しく澄んでいるので、底の美しい藻も光って見えることだ。

意訳

池の水が代々いつまでも澄みきっているので、底の玉藻までもが光り輝いて見える。

語釈・文法注

玉藻
藻の美称。
すみ
「澄み」と「住み」を掛ける。

和歌

作者
伊勢大輔(いせのたいふ) 989?–1060?
大中臣輔親の娘。一条天皇の中宮彰子に仕えた。奈良から献上された八重桜を受け取る役を紫式部から譲られ、その場で詠んだ歌で名を上げた。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・723番
歌体
短歌
状況
詞書「永承四年内裏の歌合に池の水といふ心を」(永承四年の内裏の歌合で、「池の水」という題で)。

修辞

掛詞
「すみ」に「澄み」と「住み」。

解説

伊勢大輔の歌。永承四年は1049年。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、127頁(コマ73)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日