古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1730番

獨寢の

藤原為忠(ふじわらのためただ)

独り寝の今夜も明けてしまった。誰かをあてにしているなら、来ないのも恨もうが。

作者
藤原爲忠朝臣(藤原為忠)
  1. 1遊女あそび遊女あそびあそびののの心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2獨ひとり獨ひとりひとり寢ね寢ねねののの初句
  3. 3今宵こよひ今宵こよひこよいもあけぬもあけぬもあけぬ二句
  4. 4誰たれ誰たれたれとしもとしもとしも三句
  5. 5賴たの賴たのたのまばこそはまばこそはまばこそは四句
  6. 6來こ來ここぬもぬもぬも恨うら恨うらうらみめみめみめ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕遊女の心を詠みました歌。

独り寝の今夜も明けてしまった。誰かをあてにしているなら、来ないのも恨もうが。

意訳

独りで寝る今夜も明けてしまった。特定の誰かを頼りにしているのなら、来ないことを恨みもしようけれど、そういう身でもない。

語釈・文法注

頼まばこそは
頼みにしているのなら。
恨みめ
恨むだろう。「め」は推量の「む」の已然形で、「こそ」の結び。

和歌

作者
藤原為忠(ふじわらのためただ) ?–1136
藤原知信の子。安芸守などを務めた。常盤に住み、子の為業・為経(寂超)・頼業(寂然)らと歌合を催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1730番
歌体
短歌
状況
詞書「遊女の心をよみ侍りける」(遊女の心を詠みました歌)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

為忠の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、319頁(コマ169)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日