新古今和歌集 巻第三 夏歌 178番
夏衣
夏衣を着てから、もう幾日になったのだろうか。残っている花は、今日も散り続けている。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕「春を送りて昨日の如し(春を送ったのは昨日のことのようだ)」という題で詠んだ歌。
夏衣を着てから、もう幾日になったのだろうか。残っている花は、今日も散り続けている。
意訳
夏衣に着替えてから、何日たっただろう。春を送ったのはつい昨日のことのように思えるのに、残っていた花も、今日もはらはらと散っている。
語釈・文法注
- 幾日
- いく日。何日。
- なりぬらむ
- なったのだろうか。
和歌
- 作者
- 源道済(みなもとのみちなり) ?–1019
源方国の子。筑前守などを務め、大宰少弐として任地で没した。漢詩文にもすぐれた。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第三・夏歌・178番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「春を送りて昨日の如しといふことを」(「春を送りて昨日の如し(春を送ったのは昨日のことのようだ)」という題で詠んだ歌)。
解説
作者の道済は源方国の子で、中古三十六歌仙の一人。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、32頁(コマ26)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日