古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1753番

身のうさを

寂蓮法師(じゃくれんほうし)

わが身のつらさを思い知らなかったらどうしよう。世を厭いながらもやはり過ごしていることよ。

作者
寂蓮法師
  1. 1述懷じゆつくわい述懷じゆつくわいじゅっかいののの心こころ心こころこころをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2身み身みみのののうさうさうさををを初句
  3. 3思おも思おもおもひひい知し知ししらずばらずばらずば二句
  4. 4いかゞせむいかゞせむいかがせむ三句
  5. 5厭いと厭いといとひながらもひながらもいながらも四句
  6. 6猶な猶ななほほお過す過すすぐすかなぐすかなぐすかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕述懐の心を詠んだ歌。

わが身のつらさを思い知らなかったらどうしよう。世を厭いながらもやはり過ごしていることよ。

意訳

身のつらさを思い知らなかったら、どうなっていただろう。思い知っていても、世を厭いながらまだこうして過ごしている。

語釈・文法注

和歌

作者
寂蓮法師(じゃくれんほうし) 1139?–1202
俗名は藤原定長。藤原俊成の甥で養子となったが、定家が生まれると出家した。『新古今和歌集』の撰者に選ばれたが、完成前に没した。「三夕の歌」の一首「さびしさはその色としもなかりけり」で知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1753番
歌体
短歌
状況
詞書「述懷の心をよめる」(述懐の心を詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

寂蓮の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、323頁(コマ171)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日