古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1277番

忘れじと

藤原有家(ふじわらのありいえ)

忘れまいと言ったことだけの名残として、その夜の月はめぐって来たことだ。

詞書
「千五百番歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
有家朝臣(藤原有家)
  1. 1忘わす忘わすわすれじとれじとれじと初句
  2. 2いひしばかりのいひしばかりのいいしばかりの二句
  3. 3名殘なごり名殘なごりなごりとてとてとて三句
  4. 4そのそのその夜よ夜よよののの月つき月つきつきははは四句
  5. 5めぐりめぐりめぐり來き來ききにけりにけりにけり結句

引用の仕方

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現代語訳

忘れまいと言ったことだけの名残として、その夜の月はめぐって来たことだ。

意訳

忘れないと言ってくれた言葉だけが名残となって、あの夜の月は、またこうしてめぐって来た。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原有家(ふじわらのありいえ) 1155–1216
藤原重家の子で、六条藤家の歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。大蔵卿に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1277番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

解説

有家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、233頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日