古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1698番

苅萱の

菅原道真(すがわらのみちざね)

苅萱の関の関守にばかり見られていたのは、人も通さない道のほとりだからだった。

作者
菅贈太政大臣(菅原道真)
  1. 1道みち道みちみち詞書
  2. 2苅萱かるかや苅萱かるかやかるかやののの初句
  3. 3關守せきもり關守せきもりせきもりにのみにのみにのみ二句
  4. 4見み見みみえつるえつるえつるははは三句
  5. 5人ひと人ひとひともゆるさぬもゆるさぬもゆるさぬ四句
  6. 6道みち道みちみちべなりけりべなりけりべなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「道」を題に。

苅萱の関の関守にばかり見られていたのは、人も通さない道のほとりだからだった。

意訳

苅萱の関で関守にばかり出会うのは、ここが誰も通してくれない道だからだ。私もこの地から出ることを許されない。

語釈・文法注

苅萱の關
筑前国の関。
ゆるさぬ
通行を許さない。

和歌

作者
菅原道真(すがわらのみちざね) 845–903
学者・政治家。宇多・醍醐天皇に重用されて右大臣に至ったが、藤原時平らの讒言で大宰権帥に左遷され、配所で没した。死後に太政大臣を追贈され、のち天神として祀られた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1698番
歌体
短歌
状況
詞書「道」(「道」を題に)。

解説

道真の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、312頁(コマ166)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日