古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 579番

まばらなる

後白河院(ごしらかわいん)

隙間だらけの柴の庵に旅寝して、時雨に濡れる夜の衣よ。

作者
後白河院御歌(後白河院)
  1. 1鳥羽殿とばどの鳥羽殿とばどのとばどのにてにてにて、、、旅宿時雨りよしゆくのしぐれ旅宿時雨りよしゆくのしぐれりょしゅくのしぐれといふといふという事こと事ことことををを詞書
  2. 2まばらなるまばらなるまばらなる初句
  3. 3柴しば柴しばしばののの庵いほり庵いほりいおりににに二句
  4. 4旅たび旅たびたび寢ね寢ねねしてしてして三句
  5. 5時雨しぐれ時雨しぐれしぐれににに濡ぬ濡ぬぬるゝるゝるる四句
  6. 6小夜さよ小夜さよさよごろもかなごろもかなごろもかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕鳥羽殿で、「旅宿時雨(旅の宿の時雨)」という題を詠んだ歌。

隙間だらけの柴の庵に旅寝して、時雨に濡れる夜の衣よ。

意訳

柴で作った隙間だらけの庵で旅寝をすると、夜の衣が時雨にしっとりと濡れてしまう。

語釈・文法注

さよごろも
夜の寝具の衣。

和歌

作者
後白河院(ごしらかわいん) 1127–1192
第七十七代天皇。譲位後、五代の天皇にわたって院政を行った。今様を愛好し、歌謡集『梁塵秘抄』を編んだ。藤原俊成に『千載和歌集』の撰集を命じた。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・579番
歌体
短歌
状況
詞書「鳥羽殿にて、旅宿時雨といふ事を」(鳥羽殿で、「旅宿時雨(旅の宿の時雨)」という題を詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

後白河院の歌。鳥羽殿は京都南郊の離宮。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、102頁(コマ61)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日