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新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1292番

風吹かば

藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう))

風が吹けば峰で別れる雲をせめて、ありし日の名残の形見とも見てくれ。

詞書
「攝政太政大臣の家の百首の歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
家隆朝臣(藤原家隆)
  1. 1風かぜ風かぜかぜ吹ふ吹ふふかばかばかば初句
  2. 2嶺みね嶺みねみねににに別わか別わかわかれむれむれむ二句
  3. 3雲くも雲くもくもをををだにだにだに三句
  4. 4ありしありしありし名殘なごり名殘なごりなごりののの四句
  5. 5形見かたみ形見かたみかたみともともとも見み見みみよよよ結句

引用の仕方

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現代語訳

風が吹けば峰で別れる雲をせめて、ありし日の名残の形見とも見てくれ。

意訳

風が吹けば峰で別れていく雲を、せめて、私たちが別れたあの時の名残の形見と思って見てほしい。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう)) 1158–1237
藤原俊成に和歌を学び、定家と並ぶ新古今時代の代表的歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。温雅で清澄な歌風で、生涯に六万首を詠んだと伝えられる。晩年は出家して壬生二品と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1292番
歌体
短歌
状況
詞書「攝政太政大臣の家の百首の歌合に」(摂政太政大臣の家の百首歌合で)。

解説

家隆の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、236頁(コマ128)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日