古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1361番

浦にたく

読人しらず(よみびとしらず)

浦で焚く藻塩の煙がなびくだろうか。四方から風が吹いても。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1浦うら浦うらうらにたくにたくにたく初句
  2. 2藻も藻もも汐しほ汐しほしおののの煙けぶり煙けぶりけぶり二句
  3. 3なびかめやなびかめやなびかめや三句
  4. 4よものよものよもの方かた方かたかたよりよりより四句
  5. 5風かぜ風かぜかぜははは吹ふ吹ふふくともくともくとも結句

引用の仕方

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現代語訳

浦で焚く藻塩の煙がなびくだろうか。四方から風が吹いても。

意訳

浦で焚く藻塩の煙がどの風にもなびかないように、どんなに四方から誘われても、私の心はほかの人になびいたりしない。

語釈・文法注

めや
反語。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1361番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

作者未詳。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、248頁(コマ134)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日