古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 511番

寢覺する

大江嘉言(おおえのよしとき)

寝覚めた袖までも寒く、秋の夜の嵐が吹いているようだ。松虫の声も聞こえる。

作者
大江嘉言
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめするするする初句
  3. 3袖そで袖そでそでさへさへさえ寒さむ寒さむさむくくく二句
  4. 4秋あき秋あきあきののの夜よ夜よよののの三句
  5. 5嵐あらし嵐あらしあらしふくなりふくなりふくなり四句
  6. 6松蟲まつむし松蟲まつむしまつむしののの聲こゑ聲こゑこえ結句

引用の仕方

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現代語訳

寝覚めた袖までも寒く、秋の夜の嵐が吹いているようだ。松虫の声も聞こえる。

意訳

夜中に目覚めると袖まで冷たい。外では秋の夜の嵐が吹き、その中で松虫が鳴いている。

語釈・文法注

松蟲
「待つ」を響かせる。

和歌

作者
大江嘉言(おおえのよしとき) ?–1010
大江仲宣の子。対馬守として任地で没した。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・511番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

作者の嘉言は大江嘉言。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、89頁(コマ54)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日