新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1513番
うき身世に
つらい身がこの世に生き長らえるなら、やはり思い出してくれ。袂に約束する有明の月よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕「月前述懐(月前の述懐)」という題を詠んだ歌。
つらい身がこの世に生き長らえるなら、やはり思い出してくれ。袂に約束する有明の月よ。
意訳
このつらい身がこの世に生き長らえるなら、有明の月よ、袂に宿って約束したように、今夜のことを思い出しておくれ。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原経通(ふじわらのつねみち) 生没年未詳(十二世紀)
平安後期の歌人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1513番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「月前述懷といへる心をよめる」(「月前述懐(月前の述懐)」という題を詠んだ歌)。
修辞
- 字余り
- 第三句。
- 体言止め
- 体言止め。
解説
経通の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、277頁(コマ148)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日