新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 959番
都をば
都を、天の空の上だとも聞かなかった。どうして眺めるのだろう、雲の果てを。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
都を、天の空の上だとも聞かなかった。どうして眺めるのだろう、雲の果てを。
意訳
都が天の空の彼方にあるとは聞いていなかった。それなのに、なぜ私は雲の果てを眺めて、都を恋しがっているのだろう。
語釈・文法注
- 雲のはたて
- 雲の果て。
和歌
- 作者
- 宜秋門院丹後(ぎしゅうもんいんのたんご) 生没年未詳(十二世紀後半〜十三世紀前半)
源頼行の娘。九条兼実の娘で後鳥羽院の中宮となった宜秋門院任子に仕えた女房歌人。「異浦の丹後」と呼ばれた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・959番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「和歌所の歌合に、覊中暮といふことを」(和歌所の歌合で、「羇中暮(旅中の暮)」という題を)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
丹後の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、175頁(コマ97)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日