古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 977番

おぼつかな

宜秋門院丹後(ぎしゅうもんいんのたんご)

気がかりだ。都に住まない都鳥は、尋ねた人に、どう答えたのだろう。

作者
宜秋門院丹後
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2おぼつかなおぼつかなおぼつかな初句
  3. 3都みやこ都みやこみやこにすまぬにすまぬにすまぬ二句
  4. 4都鳥みやこどり都鳥みやこどりみやこどり三句
  5. 5ことゝふことゝふこととう人ひと人ひとひとににに四句
  6. 6いかゞこたへしいかゞこたへしいかがこたえし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

気がかりだ。都に住まない都鳥は、尋ねた人に、どう答えたのだろう。

意訳

気がかりなことだ。都に住んでもいない都鳥は、「わが思ふ人はありやなしや」と尋ねた昔の人に、どう答えたのだろう。

語釈・文法注

おぼつかな
気がかりだ。

和歌

作者
宜秋門院丹後(ぎしゅうもんいんのたんご) 生没年未詳(十二世紀後半〜十三世紀前半)
源頼行の娘。九条兼実の娘で後鳥羽院の中宮となった宜秋門院任子に仕えた女房歌人。「異浦の丹後」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・977番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
本歌取り
業平の都鳥の歌(伊勢物語)をふまえる。

解説

丹後の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、178頁(コマ99)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日