古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 414番

山の端に

道因法師(どういんほうし)

山の端に雲が横切っている宵の間は、月が出ても、やはり待ち遠しく思われることだ。

作者
道因法師
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2山やま山やまやまののの端は端ははににに初句
  3. 3雲くも雲くもくものよこぎるのよこぎるのよこぎる二句
  4. 4宵よひ宵よひよいののの間ま間ままははは三句
  5. 5出い出いいでてもでてもでても月つき月つきつきぞぞぞ四句
  6. 6なほなほなお待ま待ままたれけるたれけるたれける結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

山の端に雲が横切っている宵の間は、月が出ても、やはり待ち遠しく思われることだ。

意訳

宵のうちは山の端を雲が横切っているので、月が出ても雲に隠れてしまい、やはり月がはっきり見えるのが待ち遠しい。

語釈・文法注

よこぎる
横切る。

和歌

作者
道因法師(どういんほうし) 1090–1182?
俗名は藤原敦頼。出家後も和歌に打ちこみ、九十歳を過ぎても歌合に出詠したという。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・414番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

作者の道因は藤原敦頼。百人一首82番の作者。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、72〜73頁(コマ46)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日