古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 571番

神無月

覚忠(かくちゅう)

神無月、木々の木の葉は散りつくして、庭でこそ風の音は聞こえる。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
前大僧正覺忠(覚忠)
  1. 1神無月かみなづき神無月かみなづきかみなづき初句
  2. 2木々きぎ木々きぎきぎののの木こ木ここののの葉は葉ははははは二句
  3. 3散ち散ちちりりりはははてゝてゝてて三句
  4. 4庭には庭にはにわにぞにぞにぞ風かぜ風かぜかぜののの四句
  5. 5音おと音おとおとはははきこゆるきこゆるきこゆる結句

引用の仕方

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現代語訳

神無月、木々の木の葉は散りつくして、庭でこそ風の音は聞こえる。

意訳

十月、木々の葉はすっかり散ってしまった。枝を鳴らす風の音はもうなく、庭に積もった落葉の上でだけ風の音が聞こえる。

語釈・文法注

和歌

作者
覚忠(かくちゅう) 1118–1177
関白藤原忠通の子。天台座主・大僧正に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・571番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

覚忠の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、100頁(コマ60)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日