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新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1285番

ならひ來し

俊成女(藤原俊成女)(としなりのむすめ(しゅんぜいのむすめ))

慣れてきた誰の偽りもまだ知らないで、待とうとしていた間に、庭は蓬生となった。

作者
皇太后宮大夫俊成女(俊成女(藤原俊成女))
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2ならひならひならい來こ來ここししし初句
  3. 3誰た誰たたががが僞いつはり僞いつはりいつわりももも二句
  4. 4まだまだまだ知し知ししらでらでらで三句
  5. 5待ま待ままつとせしまのつとせしまのつとせしまの四句
  6. 6庭には庭にはにわののの蓬生よもぎふ蓬生よもぎふよもぎう結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

慣れてきた誰の偽りもまだ知らないで、待とうとしていた間に、庭は蓬生となった。

意訳

世の人が習いとしてきた恋の偽りも知らずに、ひたすら待っているうちに、庭は蓬が生い茂ってしまった。

語釈・文法注

和歌

作者
俊成女(藤原俊成女)(としなりのむすめ(しゅんぜいのむすめ)) 1171?–1254?
藤原俊成の孫で、養女となった。源通具の妻。後鳥羽院に仕え、千五百番歌合などで活躍した。余情に富む妖艶な歌風で、新古今時代を代表する女性歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1285番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

俊成女の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、235頁(コマ127)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日