古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1299番

逢ひ見しは

源通親(みなもとのみちちか)

逢ったのは昔話のような現実で、その約束を夢にせよというのか。

作者
土御門內太臣(源通親)
  1. 1建仁元年けんにんぐわんねん建仁元年けんにんぐわんねんけんにんがんねん三月やよひ三月やよひやよい、、、歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、逢不遇戀あひてあはざるこひ逢不遇戀あひてあはざるこひあいてあわざるこいののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2逢あ逢ああひひい見み見みみしはしはしは初句
  3. 3昔むかし昔むかしむかし語がた語がたがたりのりのりの二句
  4. 4うつゝにてうつゝにてうつつにて三句
  5. 5そのかねごとそのかねごとそのかねごとををを四句
  6. 6夢ゆめ夢ゆめゆめになせとやになせとやになせとや結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕建仁元年三月の歌合で、「逢不遇恋(逢ひて逢はざる恋)」の心を。

逢ったのは昔話のような現実で、その約束を夢にせよというのか。

意訳

あの人と逢ったのは、昔話になってしまった現実のことだ。そのとき交わした約束まで、夢だったことにせよというのか。

語釈・文法注

和歌

作者
源通親(みなもとのみちちか) 1149–1202
村上源氏。内大臣に至った。後鳥羽院の外戚として権勢をふるい、通具・通光の父。和歌所の寄人を務めた。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1299番
歌体
短歌
状況
詞書「建仁元年三月、歌合に、逢不遇戀の心を」(建仁元年三月の歌合で、「逢不遇恋(逢ひて逢はざる恋)」の心を)。

解説

通親の歌。底本は作者名を「土御門內太臣」と刷る。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、237頁(コマ128)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日