古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 942番

東路の

慈円(じえん)

東路の夜半の眺めを語ってほしい、都の山にかかる月の光よ。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1旅たび旅たびたびののの歌うた歌うたうたとてよみとてよみとてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2東路あづまぢ東路あづまぢあずまじののの初句
  3. 3夜半よは夜半よはよわのながめのながめのながめををを二句
  4. 4語かた語かたかたらなむらなむらなむ三句
  5. 5都みやこ都みやこみやこののの山やま山やまやまににに四句
  6. 6かゝるかゝるかかる月つき月つきつきかげかげかげ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕旅の歌として詠みました歌。

東路の夜半の眺めを語ってほしい、都の山にかかる月の光よ。

意訳

都の山にかかる月よ、あの人が旅する東路で、夜半にどんな思いで月を眺めているのか、私に語っておくれ。

語釈・文法注

なむ
〜してほしい。

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・942番
歌体
短歌
状況
詞書「旅の歌とてよみ侍りける」(旅の歌として詠みました歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。
体言止め
体言止め。

解説

慈円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、172頁(コマ96)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日