古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 456番

時鳥

善滋為政(よししげのためまさ)

ほととぎすが鳴く五月雨のころに植えた田は、雁の声が寒々と聞こえて、秋も暮れてしまった。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
善滋爲政朝臣(善滋為政)
  1. 1時鳥ほととぎす時鳥ほととぎすほととぎす初句
  2. 2なくなくなく五月雨さみだれ五月雨さみだれさみだれににに二句
  3. 3うゑしうゑしうえし田た田たたををを三句
  4. 4雁かり雁かりかりがねがねがね寒さむ寒さむさむみみみ四句
  5. 5秋あき秋あきあきぞぞぞ暮く暮くくれぬるれぬるれぬる結句

引用の仕方

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現代語訳

ほととぎすが鳴く五月雨のころに植えた田は、雁の声が寒々と聞こえて、秋も暮れてしまった。

意訳

ほととぎすの鳴く五月雨のころに植えた田も、雁の声が寒々と聞こえるころになって、秋もすっかり暮れた。

語釈・文法注

雁がね寒み
雁の声が寒々としているので。

和歌

作者
善滋為政(よししげのためまさ) 生没年未詳(十一世紀初め)
慶滋保胤の一族とされる。文章博士などを務めた。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・456番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

作者の為政は善滋為政。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、80頁(コマ50)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日