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新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1624番

瀧の音

藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう))

滝の音も松の嵐も、慣れてしまうと、ちょっと寝る間の夢は見せてくれた。

作者
家隆朝臣(藤原家隆)
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしりしりし時とき時ときとき詞書
  2. 2瀧たき瀧たきたきののの音おと音おとおと初句
  3. 3松まつ松まつまつののの嵐あらし嵐あらしあらしももも二句
  4. 4なれぬればなれぬればなれぬれば三句
  5. 5うちうちうち寢ぬ寢ぬぬるるる程ほど程ほどほどののの四句
  6. 6夢ゆめ夢ゆめゆめははは見み見みみせけりせけりせけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌を献上した時の歌。

滝の音も松の嵐も、慣れてしまうと、ちょっと寝る間の夢は見せてくれた。

意訳

滝の音も松を吹く嵐の音も、慣れてしまえば、うとうとと眠る間の夢くらいは見せてくれるのだった。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう)) 1158–1237
藤原俊成に和歌を学び、定家と並ぶ新古今時代の代表的歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。温雅で清澄な歌風で、生涯に六万首を詠んだと伝えられる。晩年は出家して壬生二品と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1624番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌奉りし時」(百首歌を献上した時の歌)。

解説

家隆の歌。底本は結句を「夢は見せけり」とするが、「夢は見てまし」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、298頁(コマ159)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日