古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1593番

難波女の

紀貫之(きのつらゆき)

難波の女が衣を乾すというので、刈って焚く蘆火の煙が立たない日はない。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
貫之(紀貫之)
  1. 1難波女なにはめ難波女なにはめなにわめののの初句
  2. 2衣ころも衣ころもころもほすとてほすとてほすとて二句
  3. 3かりてかりてかりて焚た焚たたくくく三句
  4. 4蘆あし蘆あしあし火び火びびののの煙けぶり煙けぶりけぶり四句
  5. 5たゝぬたゝぬたたぬ日ひ日ひひぞなきぞなきぞなき結句

引用の仕方

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現代語訳

難波の女が衣を乾すというので、刈って焚く蘆火の煙が立たない日はない。

意訳

難波の女たちが濡れた衣を乾かそうと、刈りとった蘆を焚く。その煙が立たない日はない。

語釈・文法注

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1593番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

貫之の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、293頁(コマ156)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日