古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 901番

こゝにありて

大伴旅人(おおとものたびと)

ここにいて、筑紫はどこだろう。白雲のたなびく山の、西の方にあるらしい。

作者
大納言旅人(大伴旅人)
  1. 1帥そつ帥そつそつののの任にん任にんにんはははてゝてゝてて筑紫つくし筑紫つくしつくしよりのぼりよりのぼりよりのぼり侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2こゝにありてこゝにありてここにありて初句
  3. 3筑紫つくし筑紫つくしつくしやいづこやいづこやいずこ二句
  4. 4白雲しらくも白雲しらくもしらくもののの三句
  5. 5棚たな棚たなたな引び引びびくくく山やま山やまやまののの四句
  6. 6西にし西にしにしにあるらしにあるらしにあるらし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕大宰帥の任期を終えて、筑紫から上京しました時に。

ここにいて、筑紫はどこだろう。白雲のたなびく山の、西の方にあるらしい。

意訳

都に向かう途中のここから、筑紫はどこにあるのだろう。白雲のたなびくあの山の、さらに西の方にあるらしい。

語釈・文法注

帥
大宰府の長官。

和歌

作者
大伴旅人(おおとものたびと) 665–731
大伴安麻呂の子で、家持の父。大宰帥として筑紫に赴任し、山上憶良らと筑紫歌壇をなした。大納言に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・901番
歌体
短歌
状況
詞書「帥の任はてゝ筑紫よりのぼり侍りけるに」(大宰帥の任期を終えて、筑紫から上京しました時に)。

修辞

字余り
初句。
二句切れ
二句切れ。

解説

旅人の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、165頁(コマ92)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日