古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1671番

山里に

慈円(じえん)

山里に訪ねてくる人の口癖は、この住まいこそうらやましいということだ。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1山家さんか山家さんかさんかののの歌うた歌うたうたあまたよみあまたよみあまたよみ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2山里やまざと山里やまざとやまざとににに初句
  3. 3訪と訪ととひひい來く來くくるるる人ひと人ひとひとののの二句
  4. 4言こと言ことこと草ぐさ草ぐさぐさははは三句
  5. 5此こ此ここののの住すま住すますま居ゐ居ゐいこそこそこそ四句
  6. 6うらやましけれうらやましけれうらやましけれ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕山家の歌をたくさん詠みました時に。

山里に訪ねてくる人の口癖は、この住まいこそうらやましいということだ。

意訳

山里に訪ねてくる人は、口をそろえて「この住まいこそうらやましい」と言う。

語釈・文法注

言草
口癖。

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1671番
歌体
短歌
状況
詞書「山家の歌あまたよみ侍りけるに」(山家の歌をたくさん詠みました時に)。

解説

慈円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、307頁(コマ163)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日