古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 337番

女郞花

藤原元真(ふじわらのもとざね)

女郎花よ、野辺の古里を思い出して、そこに宿っていた虫の声が恋しいのだろうか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原元眞(藤原元真)
  1. 1女郞花をみなへし女郞花をみなへしおみなえし初句
  2. 2野邊のべ野邊のべのべのののふるふるふる里さと里さとさと二句
  3. 3思おも思おもおもひひい出い出いいでてでてでて三句
  4. 4宿やど宿やどやどりしりしりし蟲むし蟲むしむしののの四句
  5. 5聲こゑ聲こゑこえややや戀こ戀ここひしきひしきいしき結句

引用の仕方

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現代語訳

女郎花よ、野辺の古里を思い出して、そこに宿っていた虫の声が恋しいのだろうか。

意訳

野から庭に移し植えた女郎花は、もとの野辺を思い出して、そこで宿っていた虫の声を恋しがっているのだろうか。

語釈・文法注

野邊のふる里
もと生えていた野辺。

和歌

作者
藤原元真(ふじわらのもとざね) 生没年未詳(十世紀)
藤原清邦の子。甲斐守などを務めた。屏風歌や歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・337番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

元真の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、60頁(コマ40)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日