新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1915番
河社
川社で、しきりに織り延べて干す衣は、どのように干したら七日も乾かないのだろう。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕延喜の御代、屏風に夏神楽の心を詠みました歌。
川社で、しきりに織り延べて干す衣は、どのように干したら七日も乾かないのだろう。
意訳
夏神楽の川社では、篠竹にしきりに衣を延べ干しているが、どう干したら七日たっても乾かないのだろう。
語釈・文法注
- 河社
- 川辺に設けた夏祓えの社。
- しのに
- しきりに。篠竹をかける。
和歌
- 作者
- 紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1915番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「延喜の御時、屏風に夏神樂の心をよみ侍りける」(延喜の御代、屏風に夏神楽の心を詠みました歌)。
解説
貫之の歌で、巻第十九(神祇歌)の巻末。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、354頁(コマ187)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日