古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1407番

今はとも

大中臣輔親(おおなかとみのすけちか)

もうこれまでとも思い切らないでくれ。野中の水の流れのように、行って尋ねよう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
祭主輔親(大中臣輔親)
  1. 1今いま今いまいまはははともともとも初句
  2. 2思おも思おもおもひなたえそひなたえそいなたえそ二句
  3. 3野中のなか野中のなかのなかなるなるなる三句
  4. 4水みづ水みづみずののの流なが流ながながれれれははは四句
  5. 5行ゆ行ゆゆきてきてきて尋たづ尋たづたずねむねむねむ結句

引用の仕方

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現代語訳

もうこれまでとも思い切らないでくれ。野中の水の流れのように、行って尋ねよう。

意訳

もう終わりだなどと思わないでほしい。野中の水がとぎれても流れ続けるように、私はきっとあなたを訪ねていくから。

語釈・文法注

な〜そ
〜しないでくれ。

和歌

作者
大中臣輔親(おおなかとみのすけちか) 954–1038
大中臣能宣の子で、伊勢大輔の父。伊勢神宮の祭主を務めた。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1407番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

輔親の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、255頁(コマ137)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日