新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1465番
惜しめども
惜しんでも、無常の世の花なので、今はこの身を西に求めよう。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕鳥羽殿で、花が散りかかっているのをご覧になって、後三条内大臣にお与えになった歌。
惜しんでも、無常の世の花なので、今はこの身を西に求めよう。
意訳
いくら惜しんでも、無常の世の花は散ってしまう。今は花ではなく、わが身の行く末を西方の浄土に求めよう。
語釈・文法注
- このみ
- 「木の実」と「この身」を掛ける。
和歌
- 作者
- 鳥羽院(とばいん) 1103–1156
第七十四代天皇。堀河天皇の皇子。譲位後、崇徳・近衛・後白河の三代にわたり院政をしいた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1465番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「鳥羽殿にて、花のちりがたなるを御覽じて、後三條內大臣に給はせける」(鳥羽殿で、花が散りかかっているのをご覧になって、後三条内大臣にお与えになった歌)。
修辞
- 掛詞
- 「このみ」に「木の実」と「この身」。
解説
鳥羽院の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、266〜267頁(コマ143)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日