新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1965番
うきも猶ほ
つらいことも、やはり前世の因縁と思わなかったら、どんなにこの世を恨み果てただろう。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕入道前関白の家で十如是の歌を詠ませました時に、如是報。
つらいことも、やはり前世の因縁と思わなかったら、どんなにこの世を恨み果てただろう。
意訳
つらい目にあうのも前世の報いだと思わなかったら、どれほどこの世を恨み尽くしたことだろう。
語釈・文法注
- 如是報
- 十如是の一つ。因縁による報い。
和歌
- 作者
- 二条院讃岐(にじょういんのさぬき) 1141?–1217?
源頼政の娘。二条天皇に仕え、のち後鳥羽院の中宮宜秋門院に仕えた。「沖の石の讃岐」と呼ばれた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1965番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「入道前關白家に、十如是の歌よませ侍りけるに、如是報」(入道前関白の家で十如是の歌を詠ませました時に、如是報)。
解説
讃岐の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、364頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日