古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1592番

しかの蜑の

読人しらず(よみびとしらず)

志賀の海人の塩を焼く煙は、風が激しいので、立ちのぼらずに山にたなびく。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1しかのしかのしかの蜑あま蜑あまあまののの初句
  2. 2鹽しほ鹽しほしおやくやくやく煙けぶり煙けぶりけぶり二句
  3. 3風かぜ風かぜかぜをををいたみいたみいたみ三句
  4. 4立た立たたちはのぼらでちはのぼらでちはのぼらで四句
  5. 5山やま山やまやまにたなびくにたなびくにたなびく結句

引用の仕方

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現代語訳

志賀の海人の塩を焼く煙は、風が激しいので、立ちのぼらずに山にたなびく。

意訳

志賀の海人が塩を焼く煙は、風が激しいので、空へは立ちのぼらず、山にたなびいている。

語釈・文法注

志賀
筑前国の志賀島。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1592番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

作者未詳。もとは『万葉集』巻第七(1246番)。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、292頁(コマ156)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日