新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1927番
わたつ海の
海の底から来てまもなく、この身のままで成仏を極めるのだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕法華経二十八品の歌を人々に詠ませました時に、提婆品の心を。
海の底から来てまもなく、この身のままで成仏を極めるのだ。
意訳
竜女は海の底からやって来て間もなく、その身のままで悟りを極めたのだ。
語釈・文法注
- 提婆品
- 『法華経』提婆達多品。八歳の竜女が即身成仏する話がある。
和歌
- 作者
- 藤原忠通(ふじわらのただみち) 1097–1164
関白藤原忠実の子で、兼実・慈円の父。鳥羽・崇徳・近衛・後白河の四代にわたって摂政・関白を務めた。保元の乱では後白河天皇方についた。書にもすぐれ、法性寺流の祖とされる。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1927番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「法華經廿八品の歌、人々によませ侍りけるに、提婆品の心を」(法華経二十八品の歌を人々に詠ませました時に、提婆品の心を)。
解説
忠通の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、357頁(コマ188)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日