古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1849番

風はやみ

具平親王(ともひらしんのう)

風が早いので、荻の葉ごとに置く露が後れたり先立ったりするはかなさよ。

作者
中務卿具平親王(具平親王)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2風かぜ風かぜかぜはやみはやみはやみ初句
  3. 3荻をぎ荻をぎおぎののの葉は葉ははごとにごとにごとに二句
  4. 4おくおくおく露つゆ露つゆつゆののの三句
  5. 5おくれおくれおくれ先さき先さきさき立だ立だだつつつ四句
  6. 6程ほど程ほどほどのののはかなさはかなさはかなさ結句

引用の仕方

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現代語訳

風が早いので、荻の葉ごとに置く露が後れたり先立ったりするはかなさよ。

意訳

風が激しいので荻の葉ごとに置く露が次々と散っていく。人が後れ先立って死んでいくはかなさも同じだ。

語釈・文法注

後れ先立つ
人の死に後れたり先立ったりする。

和歌

作者
具平親王(ともひらしんのう) 964–1009
村上天皇の皇子。中務卿を務めた。博学で詩歌にすぐれ、後中書王と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1849番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

具平親王の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、340頁(コマ180)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日