古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 303番

夕ぐれは

具平親王(ともひらしんのう)

夕暮れには荻を吹く風の音がいっそう高まる。まして今は、どんなに寝覚めがちになることだろう。

作者
中務卿具平親王(具平親王)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2夕ゆふ夕ゆふゆうぐれぐれぐれははは初句
  3. 3荻をぎ荻をぎおぎふくふくふく風かぜ風かぜかぜののの二句
  4. 4音おと音おとおとまさるまさるまさる三句
  5. 5今いま今いまいまはははたいかにたいかにたいかに四句
  6. 6寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめせられむせられむせられむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

夕暮れには荻を吹く風の音がいっそう高まる。まして今は、どんなに寝覚めがちになることだろう。

意訳

夕暮れでさえ荻の葉を鳴らす風の音が身にしみるのに、夜更けにはどれほど寝覚めがちになることだろう。

語釈・文法注

今はた
今はまた。
寢覺せられむ
寝覚めしてしまうだろう。

和歌

作者
具平親王(ともひらしんのう) 964–1009
村上天皇の皇子。中務卿を務めた。博学で詩歌にすぐれ、後中書王と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・303番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

作者の具平親王は村上天皇の皇子で、詩歌にすぐれた。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、54頁(コマ37)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日