古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1493番

獨り寢る

花山院(かざんいん)

独り寝る宿の常夏は、毎朝、涙の露に濡れない日はない。

作者
花山院御歌(花山院)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2獨ひと獨ひとひとりりり寢ぬ寢ぬぬるるる初句
  3. 3宿やど宿やどやどのとこなつのとこなつのとこなつ二句
  4. 4朝あさ朝あさあさな〳〵な〳〵なあさな三句
  5. 5淚なみだ淚なみだなみだののの露つゆ露つゆつゆににに四句
  6. 6濡ぬ濡ぬぬれぬれぬれぬ日ひ日ひひぞなきぞなきぞなき結句

引用の仕方

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現代語訳

独り寝る宿の常夏は、毎朝、涙の露に濡れない日はない。

意訳

独り寝をする宿の撫子は、私の寝床と同じように、毎朝涙の露に濡れない日はない。

語釈・文法注

とこなつ
撫子の別名。「床」を掛ける。

和歌

作者
花山院(かざんいん) 968–1008
第六十五代天皇。冷泉天皇の皇子。在位二年で出家した。和歌を好み、『拾遺和歌集』の撰集に関わったとされる。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1493番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「とこ」に「床」と「常夏」。

解説

花山院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、272頁(コマ146)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日