新古今和歌集 巻第四 秋歌上 400番
忘れじな
忘れまい、難波の秋の夜中の空を。ほかの浦に澄む月を見ることがあっても。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
忘れまい、難波の秋の夜中の空を。ほかの浦に澄む月を見ることがあっても。
意訳
難波の浦で見た秋の夜の月は忘れないだろう。これから先、ほかの浦で澄んだ月を見ることがあっても。
語釈・文法注
- こと浦
- ほかの浦。
和歌
- 作者
- 宜秋門院丹後(ぎしゅうもんいんのたんご) 生没年未詳(十二世紀後半〜十三世紀前半)
源頼行の娘。九条兼実の娘で後鳥羽院の中宮となった宜秋門院任子に仕えた女房歌人。「異浦の丹後」と呼ばれた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・400番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「八月十五日夜、和歌所の歌合に、海邊秋月といふことを」(八月十五日の夜、和歌所の歌合で、「海辺の秋の月」という題で詠んだ歌)。
修辞
- 初句切れ・倒置法
- 初句切れ・倒置法。
解説
作者の宜秋門院丹後は宜秋門院に仕えた女房歌人。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、70頁(コマ45)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日