古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1340番

とへかしな

源通具(みなもとのみちとも)

尋ねてほしいなあ。尾花の根もとの思い草がしおれる野辺の露はどうかと。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
右衞門督通具(源通具)
  1. 1とととへかしなへかしなえかしな初句
  2. 2尾花をばな尾花をばなおばながもとのがもとのがもとの二句
  3. 3思草おもひぐさ思草おもひぐさおもいぐさ三句
  4. 4萎しを萎しをしおるゝるゝるる野邊のべ野邊のべのべののの四句
  5. 5露つゆ露つゆつゆはははいかにといかにといかにと結句

引用の仕方

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現代語訳

尋ねてほしいなあ。尾花の根もとの思い草がしおれる野辺の露はどうかと。

意訳

尋ねてほしいものだ。尾花の根もとで萎れている思い草に置く露、つまり恋にやつれた私の涙はどうしているかと。

語釈・文法注

思草
ナンバンギセル。「思ひ」を響かせる。

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1340番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
倒置
倒置。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、245頁(コマ132)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日