古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 688番

狩りくらし

藤原公衡(ふじわらのきんひら)

一日中狩りをして、交野の真柴を折り敷いて、淀の川瀬の月を見ることだ。

作者
左近中將公衡(藤原公衡)
  1. 1鷹狩たかがり鷹狩たかがりたかがりののの心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2狩か狩かかりくらしりくらしりくらし初句
  3. 3交野かたの交野かたのかたのののの眞柴ましば眞柴ましばましば二句
  4. 4折を折をおりりり敷し敷ししきてきてきて三句
  5. 5淀よど淀よどよどののの川かは川かはかわ瀨せ瀨せせののの四句
  6. 6月つき月つきつきををを見み見みみるかなるかなるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕鷹狩の心を詠みました歌。

一日中狩りをして、交野の真柴を折り敷いて、淀の川瀬の月を見ることだ。

意訳

一日じゅう交野で鷹狩りをして暮らし、夜は真柴を折って敷き、淀川の川瀬に映る月を眺めている。

語釈・文法注

狩りくらし
一日じゅう狩りをして。
真柴
柴の美称。

和歌

作者
藤原公衡(ふじわらのきんひら) 1158–1193
藤原公保の子。左近衛中将に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・688番
歌体
短歌
状況
詞書「鷹狩の心をよみ侍りける」(鷹狩の心を詠みました歌)。

修辞

本歌取り
在原業平「狩り暮らしたなばたつめに宿からむ天の河原に我は来にけり」(古今集・伊勢物語)をふまえる。

解説

公衡の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、120頁(コマ70)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日