古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1112番

白玉か

藤原元真(ふじわらのもとざね)

真珠か露かと尋ねてくれる人がいればよいのに。もの思いをする袖を指さして答えよう。

作者
藤原元眞(藤原元真)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2白玉しらたま白玉しらたましらたまかかか初句
  3. 3露つゆ露つゆつゆかとかとかと問と問ととはむはむわむ二句
  4. 4人ひと人ひとひともがなもがなもがな三句
  5. 5物思ものおも物思ものおもものおもふふう袖そで袖そでそでををを四句
  6. 6さしてこたへむさしてこたへむさしてこたえむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

真珠か露かと尋ねてくれる人がいればよいのに。もの思いをする袖を指さして答えよう。

意訳

「それは真珠か露か」と尋ねてくれる人がいればいい。そうしたら、恋のもの思いで涙に濡れたこの袖を指して、涙だと答えよう。

語釈・文法注

白玉
真珠。

和歌

作者
藤原元真(ふじわらのもとざね) 生没年未詳(十世紀)
藤原清邦の子。甲斐守などを務めた。屏風歌や歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1112番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
本歌取り
業平の「白玉か何ぞと人の問ひしとき」の歌をふまえる。

解説

元真の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、202頁(コマ111)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日