古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1636番

ながらへて

二条院讃岐(にじょういんのさぬき)

生き長らえて、なおわが君の御代を待つ、松山の、待とうとしているうちに年が経ってしまった。

作者
二條院讃岐(二条院讃岐)
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしりしりし時とき時ときとき詞書
  2. 2ながらへてながらへてながらえて初句
  3. 3猶な猶ななほほお君きみ君きみきみががが代よ代よよををを二句
  4. 4まつまつまつ山やま山やまやまののの三句
  5. 5まつとせしまにまつとせしまにまつとせしまに四句
  6. 6年とし年としとしぞぞぞ經へ經へへにけるにけるにける結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌を献上した時の歌。

生き長らえて、なおわが君の御代を待つ、松山の、待とうとしているうちに年が経ってしまった。

意訳

生き長らえて、なおわが君の御代の栄えを待ち続けているうちに、松山の松のように年を重ねてしまった。

語釈・文法注

まつ
「待つ」と「松山」を掛ける。

和歌

作者
二条院讃岐(にじょういんのさぬき) 1141?–1217?
源頼政の娘。二条天皇に仕え、のち後鳥羽院の中宮宜秋門院に仕えた。「沖の石の讃岐」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1636番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌奉りし時」(百首歌を献上した時の歌)。

修辞

掛詞
「まつ」に「待つ」と「松山」。

解説

讃岐の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、300頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日