古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1415番

雲井より

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

雲の上から遠山鳥の鳴いて行く声がかすかなように、ほのかな恋をすることだ。

作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2雲井くもゐ雲井くもゐくもいよりよりより初句
  3. 3遠とほ遠とほとお山やま山やまやま鳥どり鳥どりどりののの二句
  4. 4鳴な鳴ななきてゆくきてゆくきてゆく三句
  5. 5聲こゑ聲こゑこえほのかなるほのかなるほのかなる四句
  6. 6戀こひ戀こひこいもするかなもするかなもするかな結句

引用の仕方

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現代語訳

雲の上から遠山鳥の鳴いて行く声がかすかなように、ほのかな恋をすることだ。

意訳

雲の彼方を遠い山鳥が鳴いて渡っていく声がかすかに聞こえるように、ほのかな恋をしていることだ。

語釈・文法注

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1415番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
「雲井より遠山鳥の鳴きてゆく聲」が「ほのか」を導く。

解説

躬恒の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、256頁(コマ138)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日