古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1348番

終夜

花山院(かざんいん)

一晩じゅう消え入りそうだったわが身だなあ。涙の露に結ぼれながら。

作者
花山院御歌(花山院)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2終夜よもすがら終夜よもすがらよもすがら初句
  3. 3消き消ききえかへりつるえかへりつるえかえりつる二句
  4. 4わがわがわが身み身みみかなかなかな三句
  5. 5淚なみだ淚なみだなみだののの露つゆ露つゆつゆににに四句
  6. 6結むす結むすむすぼほれつゝぼほれつゝぼおれつつ結句

引用の仕方

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現代語訳

一晩じゅう消え入りそうだったわが身だなあ。涙の露に結ぼれながら。

意訳

一晩じゅう、消え入るような思いで過ごしたわが身だ。涙の露に濡れて、心もふさいだまま。

語釈・文法注

むすぼほれ
結ぼれる。心がふさぐ。

和歌

作者
花山院(かざんいん) 968–1008
第六十五代天皇。冷泉天皇の皇子。在位二年で出家した。和歌を好み、『拾遺和歌集』の撰集に関わったとされる。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1348番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

花山院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、246頁(コマ133)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日