古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1678番

しげき野を

西行法師(さいぎょうほうし)

茂った野を幾つもの群れに分けて、さらに昔を偲びかえそう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
西行法師
  1. 1しげきしげきしげき野の野ののををを初句
  2. 2いくいくいく一村ひとむら一村ひとむらひとむらににに二句
  3. 3分わ分わわけなしてけなしてけなして三句
  4. 4更さら更さらさらににに昔むかし昔むかしむかしををを四句
  5. 5偲しの偲しのしのびかへさむびかへさむびかえさむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

茂った野を幾つもの群れに分けて、さらに昔を偲びかえそう。

意訳

草の茂った野を、昔のようにいくつかの村に分けて、改めて昔を偲んでみよう。

語釈・文法注

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1678番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、308頁(コマ164)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日