新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1512番
昔見し
昔見た雲居を巡る秋の月を、あと幾年、袖に宿すだろうか。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕百首歌を献上した時の、秋の歌。
昔見た雲居を巡る秋の月を、あと幾年、袖に宿すだろうか。
意訳
昔宮中で見た、空を巡る秋の月。この先あと幾年、その月を涙の袖に映して偲ぶことだろう。
語釈・文法注
- 雲井
- 空。宮中。
和歌
- 作者
- 二条院讃岐(にじょういんのさぬき) 1141?–1217?
源頼政の娘。二条天皇に仕え、のち後鳥羽院の中宮宜秋門院に仕えた。「沖の石の讃岐」と呼ばれた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1512番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「百首の歌奉りける時、秋の歌」(百首歌を献上した時の、秋の歌)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
解説
讃岐の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、276頁(コマ148)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日