古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1054番

時雨ふる

読人しらず(よみびとしらず)

時雨の降る冬の木の葉のように乾くことなく、もの思いをする人の袖はあるのだった。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1時雨しぐれ時雨しぐれしぐれふるふるふる初句
  2. 2冬ふゆ冬ふゆふゆののの木こ木ここののの葉は葉ははののの二句
  3. 3かわかずにかわかずにかわかずに三句
  4. 4物思ものおも物思ものおもものおもふふう人ひと人ひとひとののの四句
  5. 5袖そで袖そでそではははありけるありけるありける結句

引用の仕方

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現代語訳

時雨の降る冬の木の葉のように乾くことなく、もの思いをする人の袖はあるのだった。

意訳

時雨の降る冬の木の葉がいつも濡れているように、恋のもの思いをする人の袖は、乾くことがないのだった。

語釈・文法注

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1054番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

作者未詳。底本は第三句を「かわかずに」とするが、「かわかずぞ」とする本もある。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、192頁(コマ106)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日