古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1956番

草ふかき

素覚(そかく)

草深い狩場の小野を立ち出て、友を見失った鹿が鳴いているようだ。

作者
素覺法師(素覚)
  1. 1悲鳴呦咽ひめいいうえつ悲鳴呦咽ひめいいうえつひめいゆうえつ、、、痛戀本群つうれんほんぐん痛戀本群つうれんほんぐんつうれんほんぐん詞書
  2. 2草くさ草くさくさふかきふかきふかき初句
  3. 3狩場かりば狩場かりばかりばののの小野をの小野をのおのををを二句
  4. 4たちたちたち出い出いいでてでてでて三句
  5. 5友とも友ともともまどはせるまどはせるまどわせる四句
  6. 6鹿しか鹿しかしかぞぞぞ鳴な鳴ななくなるくなるくなる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「悲鳴呦咽、痛恋本群」。

草深い狩場の小野を立ち出て、友を見失った鹿が鳴いているようだ。

意訳

草深い狩場の野を出て仲間を見失った鹿が、悲しげに鳴いている。もとの群れを恋い慕うように。

語釈・文法注

悲鳴呦咽痛戀本群
悲しく鳴きむせんで、もとの群れを痛く恋う。

和歌

作者
素覚(そかく) 生没年未詳(十二世紀)
平安後期の僧侶歌人。俗名は藤原家基とされる。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1956番
歌体
短歌
状況
詞書「悲鳴呦咽、痛戀本群」(「悲鳴呦咽、痛恋本群」)。

解説

素覚の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、362頁(コマ191)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日