古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1452番

をりに來と

藤原朝光(ふじわらのあさてる)

折りに来るのだと思っているのでしょうか、桜の花は。昔の行幸の春を恋しく思いながら。

作者
左大將朝光(藤原朝光)
  1. 1御おほん御おほんおおんかへしかへしかえし詞書
  2. 2をりにをりにおりに來く來くくととと初句
  3. 3思おも思おもおもひやすらむひやすらむいやすらむ二句
  4. 4花櫻はなざくら花櫻はなざくらはなざくら三句
  5. 5ありしみゆきのありしみゆきのありしみゆきの四句
  6. 6春はる春はるはるををを戀こ戀ここひつゝひつゝいつつ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕お返し。

折りに来るのだと思っているのでしょうか、桜の花は。昔の行幸の春を恋しく思いながら。

意訳

桜の花は、帝が折りにおいでになるのだと思っているでしょう。かつての行幸の春を恋しく思いながら。

語釈・文法注

をり
「折り」と「折(時節)」を掛ける。

和歌

作者
藤原朝光(ふじわらのあさてる) 951–995
藤原兼通の子。大納言・左大将に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1452番
歌体
短歌
状況
詞書「御かへし」(お返し)。

解説

朝光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、263頁(コマ141)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日