新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1225番
賴めこし
頼みにさせてきた言葉だけを残しておいて、浅茅の露と消えてしまっていたならば。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕頼みにしていた女が、病気でしたが快方に向かって、久我内大臣のもとに贈った歌。
頼みにさせてきた言葉だけを残しておいて、浅茅の露と消えてしまっていたならば。
意訳
あなたが約束してくださった言葉だけをこの世に残して、もし私が浅茅の露のように消えてしまっていたら、どうなっていたでしょう。
語釈・文法注
- ましかば
- 〜していたならば。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1225番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「賴むる事侍りける女、わづらふ事侍りけるが、おこたりて、久我內大臣の許につかはしける」(頼みにしていた女が、病気でしたが快方に向かって、久我内大臣のもとに贈った歌)。
修辞
- 字余り
- 第三句。
解説
作者未詳。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、224頁(コマ122)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日