古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1357番

枕のみ

坂上是則(さかのうえのこれのり)

枕だけが浮くと思っていた涙の川に、今はわが身が沈んでしまうのだった。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
坂上是則
  1. 1枕まくら枕まくらまくらのみのみのみ初句
  2. 2うくとうくとうくと思おも思おもおもひしひしいし二句
  3. 3淚川なみだがは淚川なみだがはなみだがわ三句
  4. 4いまはいまはいまは我わ我わわががが身み身みみののの四句
  5. 5沈しづ沈しづしずむなりけりむなりけりむなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

枕だけが浮くと思っていた涙の川に、今はわが身が沈んでしまうのだった。

意訳

涙の川に浮くのは枕だけだと思っていたが、今では私自身がその川に沈んでいくのだった。

語釈・文法注

和歌

作者
坂上是則(さかのうえのこれのり) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
坂上田村麻呂の子孫。大和権少掾・加賀介などを務めた。蹴鞠の名手としても知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1357番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

是則の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、248頁(コマ134)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日