古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1708番

あしがもの

大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)

葦鴨の羽風になびく浮き草のように、定めのない世を誰が頼みにしようか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
大中臣能宣朝臣(大中臣能宣)
  1. 1あしがものあしがものあしがもの初句
  2. 2羽風はかぜ羽風はかぜはかぜになびくになびくになびく二句
  3. 3浮草うきくさ浮草うきくさうきくさののの三句
  4. 4定さだ定さださだめなきめなきめなき世よ世よよををを四句
  5. 5誰たれ誰たれたれかかか賴たの賴たのたのまむまむまむ結句

引用の仕方

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現代語訳

葦鴨の羽風になびく浮き草のように、定めのない世を誰が頼みにしようか。

意訳

葦鴨の羽ばたきの風にもなびく浮き草のように、定めないこの世を、誰が頼りにするだろうか。

語釈・文法注

羽風
羽ばたきで起こる風。

和歌

作者
大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ) 921–991
伊勢神宮の祭主。梨壺の五人の一人として『後撰和歌集』の撰集にあたった。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1708番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
初句〜第三句。

解説

能宣の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、314頁(コマ167)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日