古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 629番

むかし思ふ

守覚法親王(しゅかくほっしんのう)

昔を思う夜の寝覚めの床が冷えて、涙までが凍る袖の上よ。

作者
守覺法親王(守覚法親王)
  1. 1冬ふゆ冬ふゆふゆののの歌うた歌うたうたとてよみとてよみとてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2むかしむかしむかし思おも思おもおもふふう初句
  3. 3小夜さよ小夜さよさよののの寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめののの二句
  4. 4床とこ床とことこさえてさえてさえて三句
  5. 5淚なみだ淚なみだなみだもこほるもこほるもこおる四句
  6. 6袖そで袖そでそでののの上うへ上うへうえかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕冬の歌として詠んだ歌。

昔を思う夜の寝覚めの床が冷えて、涙までが凍る袖の上よ。

意訳

夜中にふと目覚めて昔のことを思っていると、床は冷えこみ、流した涙までが袖の上で凍ってしまった。

語釈・文法注

さえて
冷えこんで。

和歌

作者
守覚法親王(しゅかくほっしんのう) 1150–1202
後白河天皇の皇子。仁和寺の門跡を務めた。歌人たちに五十首歌を詠ませるなど、歌壇の庇護者として活動した。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・629番
歌体
短歌
状況
詞書「冬の歌とてよみ侍りける」(冬の歌として詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

守覚法親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、110頁(コマ65)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日